marie claire インタビュー<The Return Of The King>

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The Return Of The King

 

撮影日前日、2ndアルバムリリースに合わせ、来たる8月9日に開かれるJYJコンサートの1次チケット予約に出された2万枚の入場券がオープン20分で完売したという情報が伝わった。本当にすごいことだ。それに比べたら今からする話はあまり特別には感じられないかもれない。でもある人にとってみれば何よりも羨ましいことでもある。これはお互いの拠り所になったある仲間の友情の話だ。
 
 

ジュンス_ ブルージャケット、シャツ、マフラーすべてPrada ジェジュン_ シャツBurberry Prorsum ニット Prada ユチョン_ ピンクニットセーター Unused by 10 Corso Como ドットファッションシャツ Sandro Homme

ターキーグリーンカラーコート、パンツすべて Kimseoryong Homme、ヘンリーネックニットトップ Seventy by John White、ペイズリーポケットスクエア  H.T.C by Artage、ディープカーキカラースカーフ スタイリスト私物

 

私たちは生きていきながら多くの友を失う。 1日にも何度も連絡を取りどうでもいい誓いと馬鹿らしい冒険を共にした幼い頃の友だち、ひどく傷つくような恥かしい経験を打ち明けて、泣いて、笑って、別れを考えたことなんてなかった、自分の半身みたいだった友だちと喧嘩1つもせず、疎遠になるのはよくあることだ。 お互いに考えが違い、生きるのに忙しくて、もっと大切な誰かができて、疎遠になった友だちの不在に気づいても、時すでに遅し。JYJを撮影することになった日、リリース目前のアルバムはまだ仕上げの作業中で、キム・ジェジュンはドラマの撮影中、パク・ユチョンはファンミーティングと映画の宣伝で地方と海外を行ったり来たりしていた。 新しいミュージカルの詰めの練習中だったキム・ジュンスの状況もあまりよくはなかった。何ヶ月か前から企画してはいたが、忙しいスケジュールのせいでパンクしそうな危機を乗り越え、成し遂げた撮影だった。 目がくぼみ覇気のない顔をして撮影現場に現れた3人は、ひと目見ても疲れているとわかった。慎ましくも緊迫しながら進んでいった撮影をしばらく止め、私たちは向かい合い、座って話を交わした。 準備中のアルバムに関する話から始まったインタビューは、定義する言葉がこれ以上必要ないほど、べったりした友情と、安心して戻っていい拠り所になった関係、彼らを愛する人々に対する本音へと続いた。 お酒一杯挟んだ席のように、突然深まった時間の果てに、私は彼らが喧嘩せず仲良く、喧嘩した後は仲直りしながら、そんな風に長く安らげる間柄として、留まることを願った。

 

以前アルバムをリリースしてから3年が過ぎ、その間3人がソロ活動をいろいろやりましたね。人間的にもかなり成長できるほどの時間です。抽象的ではありますが、3人の成長が今回のアルバムにどんな風に込められたか知りたいですね。


ジュンス ジャンル的には多様ですが、前回のアルバムより力を抜きました。気を遣わなかったわけではなく、少し成熟したと言うべきでしょうか。ダンス曲といってもビートが速くて強い音楽より、思いが強い方を選びました。3人とも好きな音楽が全然違うのは事実ですが、JYJとしてやらなければいけない音楽がどんなものなのかもお互いよくわかっています。今回、国内外から曲をたくさんもらいました。80曲くらい。各自5曲ずつ選ぶことにしましたが、その中で3曲もかぶったんですよ。歌自体がいいか悪いかを追求して選んだというより、僕たちがやらなければいけない音楽を念頭に置いて選ぶ、ということに対するメンバーの気持ちが一緒でした。

 

3人が共通してJYJの音楽でやらなければいけないと考えるのはどういったものですか?

 

ユチョン 良い音楽。そしてジュンスの声、ジェジュンヒョンの声がうまく調和する音楽。

 

ジェジュン 今回僕たちは流行りを念頭に置かずに、ジャンルも考えませんでした。他のことは何も考えずに、色々な曲の中から3人の共通点を探そうとしました。演奏が力強い曲もあるし、アカペラみたいな曲やR&B風の曲、純ポップみたいな曲もある。3人が聴いた時3人が同じように「いいね」と言えるような曲を選びました。

 

3人はすごく違います。いい音楽という共通点を探せることが不思議です。


ユチョン 自分が好きなジャンルをちょっと置いておいて、グループのことを考えた時、浮かんだ想いがいくつか似ていたみたいです。それはただ長く一緒にやってきたから浮かんだ想いです。はっきりと、こんな理由、あんな理由があるからではなく、ぱっと聴いた時、いいものでメンバーによく似合う、3人が歌ったらどんな感じになるのかがわかるから、自然にそんな風に思い浮かんだんだと思います。一緒にたくさんの時間を過ごしたから可能でした。

 

今まで3年間JYJとして活動をずっとしてきたのではなく、各自別の領域で活動していてまた会えば感じる変化があるようですが。

 

ジェジュン みんなあると思います。

 

ユチョン 僕はないです。

 

ジェジュン ないニョ?なんでないニョ?(笑)ジュンスと僕はソロとしてアルバムを出して活動したので、歌を歌わなければいけないという強迫概念みたいなものはなかったです。ユチョンは演技だけをやってきたので、どんな感じか気になりました。ジュンスはミュージカルをやったのでミュージカル的な指向が出てくると思ったし、僕はロックアルバムを出しただけにそっち方面だと思いました。だから僕たちを結びつける共通点がどんな部分なのか考えて録音を始めましたが、実際にやってみるとただJYJの感じだった。僕たちも不思議でした。

 

ジュンス ミュージカルをやる時のボーカルの感じと、JYJとして歌う時の感じでは違う部分があります。ジェジュンヒョンもそんな部分があります。ユチョンの場合は、歌う姿を見たのがいつだったかよく思い出せませんでした。感覚的にすごく鈍っているかもしれないと思いました。そうこうしているうちにユチョンの誕生日パーティーの時、みんな一緒にカラオケに行ったんですが、ユチョンが歌をすごくうまく歌うんですよね。演技をしていたからなのか、なんて言えばいいかな、切なさみたいなものが以前よりさらに染み出ているように思えました。僕自身のことも心配しました。3年間ソロ活動をたくさんやってきて、グループ活動ができるか心配しましたが、各自で活動したのがせいぜい3年だっただけでした。

 

ユチョン 僕は10年一緒にやったって思ってるけど(笑)


ジュンス ウン。合わせて10年。

 

ジェジュン 11年目ってことだろ。デビュー前から考えたらもっと長い。

 

 

とにかく長い時間です。友だち間を語る時、色々な呼び名があります。JYJはお互いにどんな友だちですか?

 

ユチョン 僕たちに合うような明確な単語はないと思います。昔はただ友だちだったけど、家族だったけど、思いつく言葉がいくつもあったけど、もうその単語が持つ意味が無色になった感じがします。単に必要なくなった。

 

ジュンス 常にいいことだけある時より、何か大変な部分を乗り越えていく時、お互いに頼り合いながら厚くなっていくものがあると思います。

 

 

ソロ活動が成功しただけに、比重もますます大きくなりますよね。それでもJYJとしての活動は継続しますか? JYJは今後どんな音楽をするんですか?ジャンルに関する質問ではなく。

 

ユチョン 今回のアルバムはかえって以前よりさらに何も考えず準備した感じです。適当に準備したということじゃなくて、ただ3人で僕たち何々しよう、って出てきた感じ?今回はこんなコンセプトで、あんな風にすればいいとか、何を見せればいいとか、そんなことを考えずにただありのまま。

 

 

ジュンス_ ホワイトシャツ D.Gnak by Kang.D、チェックのスーツ Kimseoryong Homme、靴 Dior Homme ジェジュン_ ギンガムチェックロングシャツ D.GNAK by KANG.D、ブラックパンツ Vandalist ブレスレット Frica、リング Davidechoi ユチョン_ チェックボックスシャツ Off White by MUE、パンツ D.GNAK by KANG.D、ブレスレットJem & Pebbles、靴 Gucci

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楽になったと取ってかまわないですか?

 

ユチョン うまくいけばいいけど、成功するために、僕たちを知ってもらうためにリリースするアルバムではないと思います。生活しながら、ただ気が合って作った感が強いです。

 

ジェジュン そうです。ものすごいものを準備したからこれを見て拍手して、というようなものではないです。

 

 

安らぎでもあり、余裕とも取れるのではないかと思います。どんなミュージシャンにとってもファンは大切だと思いますが、特に、JYJにとってファンは大事な存在のように思います。ファンに近づく時、どんな音楽を作るべきかに対するプレッシャーも大きくなるのではないですか?

 

ユチョン 本当にそんなことはないと思います。

 

ジェジュン 各自ソロ活動をしてきたじゃないですか。ずっとグループ活動だけをやってきたら、自分の次のステップは何か、目標をどの地点までとってこそ自分自身が満足できるか、みたいなことは考えなかったと思います。適度に満足感を持って生活して、次の段階を考えることはできなかったと思います。グループとしても着実に次のステップを踏んできましたが、ソロ活動をして、自然に次のステップに対する目標や不安みたいなものができたみたいです。それと共に、グループ活動をしてアルバムを見渡すと、もちろんいいものを見せるべきだという欲はあるんですが、グループ活動に余裕ができました。僕はずっと走っていますがかえって憩いの場に来た感じがします。

 

ジュンス 本当にそうです。アルバムを出すということが他の歌手にとっては一番プレッシャーになる状況のはずですが、僕たちにはむしろ憩いの場で、もっと安全な柵の中でやっている感じがします。

 

各自の活動をお互いにどう見ているか気になります。

 

ジュンス まず2人とも演技者として居場所を上手く掴んだと思います。アイドルの中で演技をしている人は多いですが、少なくともその中で10本の指に入るくらい実力を兼ね備えているということは、同じメンバーとして幸運だと思います。


ジェジュン 僕は世の中には僕みたいなキャラクターが何人もいるだろうか、僕は特別だと自ら心に刻むタイプです。ダメな部分も含めてです。僕はありふれてはいないキャラクターだと思って、自らを肯定的に受け入れます。ジュンスを見ていても、ミュージカル俳優の中で果たしてジュンスみたいな色を持った俳優がいるだろうかと思います。僕はいないと思うんです。よくミュージカルというと思い浮かぶものがありますが、ジュンスは何か違う。

 

ユチョン ジュンスにはそういうのがあるんです。一般的なミュージカル俳優と何か違う部分。

 

ジェジュン JYJのメンバーとしてユチョンのことをありがたく思っていることがあります。ユチョンはJYJで中心をとてもうまく掴んでいます。ぴょんぴょん飛びはねるような子どもたちだけの3人組の活動を人々はどう思うでしょうか。ぶれずに重心を掴んでいるのがユチョンです。音楽をやろうが演技をやろうがユチョンは全く違和感がないんです。

 

ユチョン 僕は正直ソロ活動より、グループ活動が好きです。

 

 

理由は?

 

ユチョン 楽しいから。ファンの方はどうかわからないです。ソロ活動をより支持している方々もいるみたいです。でも時々、ファンの方々がグループ活動をより重視して興味を持ってくれればいいなという願いもあります。

 

ジェジュン 僕も同感。

 

 

メンバー各自が個人個人のフィールドで頭角を現わしながらうまくやっているからそうなんじゃないですか?

 

ユチョン もちろんそういうこともあると思います。


ジュンス 初めて活動を始めた時は、ファンもメンバーが他のメンバーのために何かをするのが当然で良いものと思ったようです。でもいつからか、僕たちの間でお互いのために平然としてあげられる部分に対してファンたちが敏感に受け入れるケースが出てきました。JYJではない、ジェジュンヒョンの演技からファンになった人がいて、JYJではない僕のミュージカルが好きな人もいる。ユチョンのドラマも同じです。その方の立場によってそうなんじゃないかと思います。だけどそれ以前に、僕たちがJYJというグループであるということを考えてくださればと思います。

 

グループ活動が久しぶりだから、そんなこともあるみたいですね。コンサートの前売り率を見るとファンの期待がすごいようですが。

 

ジェジュン ファンの方々が僕たちのためを想っての気持ちだから、僕に対する支持であり愛だから、こういう話をするのは控えています。だけどこの場を借りて、今回のアルバム活動を前に、必ず言いたかったのはこれです。僕たちのモットーは、JYJの中で力をもらい、外に出てソロ活動をすること、ということをわかっていただけたらと思います。

 

ユチョン ファンの方々にもう1つお願いしたいことがあります。僕たちメンバーの活動の方向性は、僕たち自身が決めています。もちろん会社と相談はしますが、僕たちが決めているものが大部分だと思ってくださっていいです。だけど、会社を非難する方々が多いらしいんですよ。

 

ジュンス 誰かには良い決定を、誰かにはそれよりよくない決定をくだすと信じているみたいなんです。

 

ユチョン こんな風に理解していただければいいと思います。人は生活しながら、人が会社を尊重する時もあるし、メンバーがメンバーを尊重する時もあるのではないでしょうか。そうやって過ごしてきましたが、僕たちが良いと思ってお互いを尊重してくだした決定を、ファンの方々は会社が一方的に決めたんだなと思う時があります。もちろんわかります。 そのメンバーを想う気持ちがあまりにも大きくてそうなんだと思います。だけど僕たちは僕たちが決めたくて会社を出た人間で、だから僕たちは誰よりも僕たちの意見を尊重することが最優先だと考えています。

 

ジュンス そうです。会社の意見を聞くことは聞きます。だけど結論は僕たちが出します。

僕たちの活動の中で、あることは成功し、あることはそうできなかったことがあるじゃないですか。それを会社が決めたように思っているかもしれませんが、実際はそうじゃないんです。簡潔に言うと、僕たちはやりたい活動をします。ファンが僕たちのためを思って、もう一度、もうJYJは自分たちが自分自身で決めて責任を負う人間だということを、受け入れてくれたらと思います。

 

ジェジュン 僕たちがやりたいことができるように支持してくださることを望んでいます。

もちろん僕たちが前の会社を出て、大変な決定をくだした時にそばで苦しみながらも一番大きな力になってくれた人が、ファンの方々だということはよくわかっています。

 

ジュンス それでも辛いことを体験し、メンバーやファンのみんながお互いにもっとたくさん笑って、もっとたくさん近づけたと思います。だからファンの方々も前みたいにいろいろ心配して警戒するより、楽しく僕たちの活動を楽しんでくれたらいいと思います。そしてファンの方々には何よりも感謝の気持ちでいっぱいです。

 

ジェジュン ファンと僕たちはもう家族になった感じです。

 

 

ジュンス_ カーディガン Costume National by Artage、シャツ Dior Homme、パンツVandalist、 スタッドサスペンダー Dsquared 2 by Artage  ユチョン_ トレンチコート、トップス、パンツ、靴すべて Gucci

ジェジュン_ ニットセーター Kimseoryong Homme パンツ Gucci ユチョン_ ブルゾン、ニット、パンツすべて Louis Vuitton、メガネ Rimrock、時計 Jaeger LeCoultre

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力の源といってもいいし、プライドといってもいいですね。3人全員同じ年頃の人たちより自分自身の強い確信を持っているという感じがします。早く大人になりすぎたと思ったりはしませんか?

 

ジュンス 僕たちだけで集まる時は子どもです。いたずらするのが好きで。

 

ジェジュン 仕事をする時はプロフェッショナルな部分がありますが、仕事以外では年相応の人間です。

 

ユチョン 唯一僕たちが年相応の姿を見せることができるのが、3人集まった時です。すごく安らげるし。

 

 

今までよくやってきましたよね。ソロとしてもJYJとしても。今回のアルバム活動が終わったら、JYJが1段階終わって、次の段階へ移っていくと思います。不安感、期待、また何か計画など、今の時点でどんなことを考えていますか?

 

ジュンス 今までやってきたように、先を見過ぎないようにしています。

 

ジェジュン おお、俺の思ってることと同じ。

 

ジュンス 笑 すぐやらないといけないことだけ考えています。ソロ活動もありますが、下半期はJYJのアルバム活動を終えることが優先です。その後のことはその時になって考えることです。

 

ユチョン この前ジェジュンヒョンにメールしました。「ヒョン、何してる?どう?最近幸せだと思う?」って。活動がもっとできればいいし、うまくいけばいいけど、こういう部分がますます減っているみたいです。何が幸せかはわからないけど、ただ本当に3人が元気に過ごせたらいいと思います。活動ももっとうまくいって、それでお金ももっと稼げたらいいけど、3人が後々お互いに顔を見合わせただけでも笑顔になれるような人になれれば、その関係がどれくらい濃い関係だろうか、と思います。 もちろんJYJの活動がすごく重要だし、僕もやりたいですが、それがお互いの気持ちが交わって、一緒にいたらすごく楽しくて、車運転してて音楽が浮かんだら、こんな音楽を3人がやったらいいかもとふと思えるような活動ならいいなと思います。お互いがお互いに幸せをもたらすことのできる活動。僕たちがどれくらいすごい人になるのか、どんなことが起こるかなんてわからないじゃないですか。僕たちがこれから40歳になって主役になれず、30回公演が10回公演に減っても、ただそれ自体が幸せな未来が描ければいいですね。もちろん僕たちがうまくいけばいいですが、それが根本ではないということです。

 

 

具体的なスケジュールを聞くわけではないですが、JYJとして一番最後に叶えたい夢みたいなものがありますか?

 

ジュンス 活動に関する夢だけでいうなら、年を取ってもアルバムを出せたらいいなと思うし、日常生活なら3人が奥さんと子どもたちを連れてハワイみたいなところに一緒に遊びに行くこと。

 

ジェジュン 僕は夢はありません。夢だと思うと、夢だからと持ち越して、漠然とするから。目標だと思えば半分でもやらなければいけないと思うから、目標がいいですね。夢と言ってしまうと今後進んでいかなそうで。

 


今キム・ジェジュンは幸せですか?それよりも先に、キム・ジェジュンは幸福を信じる人ですか?

 


ジェジュン その基準が最近はこんがらがりますが、「ソロ活動をいろいろやってるから、JYJはアルバム製作する時に会ったりして、普段は正直会う機会ないでしょう?」とみんなそんな風に聞いてきます。正直そうです。アルバムを準備をすることになるとしょっちゅう会えるからいいですね。3人で最初一緒に活動することになって、本当に幸せでした。でも時が経つとそれぞれでいても、一緒にいる時も、ただ気持ちが通じます。一緒にいようが離れていようが関係なく、お互いの存在が感じられます。幸福についても、前ははっきりとした幸せというものがあったとすれば、もう何を手に入れなければいけないとか、何をしてこそ幸せだ、みたいなものが消えました。(ユチョンに)俺ドラマの撮影しててそのメールもらってほんとにポカンとしたんだ。他人でもなく、俺たちは未来についての話をどれだけたくさんして、幸せだったのか、幸せなのかを話してきたじゃん。その答えは1つ年を取るたびに変わっていって、今になってまたその言葉を聞いて、妙な気持ちになったよ。

 

ジュンス 僕たちが会社を出たのは、本当に幸せになりたくてでした。僕たちがその方向へ行っているのか、自分自身に問いかけたりもして、幸せなら幸せで、この幸せを失うんじゃないかって、 気が気じゃなかったりもします。もちろん何事にもいい点、悪い点があります。お金持ちでも、成功しても、よくない点もあるのは確かです。考え方によると思います。自分が何かを手にしていないから不幸だと思ったら不幸だし、他の人が持ってないものを持っていることで満足するなら、幸せだし。それは思ったより難しいけど、自分にないものを追うと不幸になるんじゃないかな。僕たちは、少なくともあの時よりは幸せだ、という答えが近づいているんじゃないかな。

 

ユチョン 幸せというものは、ほんとに大したものじゃない。もし生きていて最悪で辛くて大変なことがあっても、ある瞬間ではそれ自体が幸せだってこともあるなということ。僕が楽しくて幸せなんじゃなくて、辛いことを経験してそれでも生きていく、それ自体が幸せなのかもしれないということ。だからメンバーは余計にはっきりとした目標がないんだと思います。はっきりとした目標がないことが、はっきりした目標がないことじゃないように。ジェジュンヒョンにメールを送った時、すごく辛くて疲れることがあって、眠れなくて、落ち込んで、いろいろ考えたんです。それなのにそんな状況でただ1つ思ったことは、それでも本当によかったなって。それでもいいなって。そう、それでも幸せだって。だからすごく気になりました。ヒョンはドラマを撮ってて忙しくて、アルバムとコンサートの準備で時間に追われてるだろうけど、僕が聞いたのは、そういうことじゃなかったんです。ただ「ご飯食べた?」みたいな問いかけだったんです。少なからず考え方次第だとも言えますが、ジェジュンヒョンの気持ちは僕の気持ちを同じでした。これは幸せで、これは幸せじゃなっていう考えがなくなったこと。

 

 

そんな話が一緒にできる人がいるということだけでも3人は幸せなんじゃないでしょうか。そんな人もなく生涯暮らしている人も多いです。

 

ユチョン 周りの人たちがこんな風に言います。会う人が限定されるから、ある程度幅を広げるのがよくないかって。でもそれが多かれ少なかれどうであっても僕にとって2人は担保だから。ジェジュンヒョン、ジュンス、いつも2人がいるから。だったら十分じゃないかって思います。このくらい持ってたら、こんな財産があるのに、何がそんなに怖くて気を揉んだりすることがあるのかって。

 

ジュンス 一人作るのも大変なのに(笑)

 

ジェジュン 保証金みたいなものだよ(笑)

 

 

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ジュンス_ ブルゾン Andrea Pompilio by Koon with a View、ブラックトップス Plac Jeans ジェジュン_ ブラックスリーブリースシャツ Givenchy、ストライプジャケット Ann Demeulemeester、ホワイトバギーパンツ Vandalist、ブラックシューズ Gucci、ブレスレット、リングすべて Frica、スパイラルリング Jem & Pebbles ユチョン_ ブルゾン、グレートップス、ハウンドトゥースシャツすべて Dolce & Gabbana、パンツ Kolor by 10 Corso Como

ジュンス_ マンツーマンシャツ、レザーパンツ、靴すべて Gucci、ネックレス Frica ジェジュン_ ニットフルオーバー、コート、パンツ、靴すべて Gucci

ジュンス_ ホワイトシャツ D.Gnak by Kang.D、チェックスーツ Kimseoryong Homme 靴 Dior Homme、ジェジュン_ ギンガムチェックロングシャツ D.GNAK by KANG.D、ブラックパンツ Vandalist、靴 Gucci、ブレスレット Frica、リング Davidechoi ユチョン_ チェックボックスシャツ Off White by MUE、パンツ D.GNAK by KANG.D、ブレスレット Jem & Pebbles、靴 Gucci

 

 

 

styling director チョン・ヘジン( E U P H O R I A )、イム・ヘリム

styling assistant キム・ジョンミ、コン・ジヨン、チョン・ミンジョン、パク・ホンラン( E U P H O R I A )

hair ガンホ

makeup ムン・ジュヨン

MC CREDTI

エディター:イ・ジヨン

フォトグラファー:アン・ジュヨン

 

出処:www.marieclairekorea 2014年8月号

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コメント: 1
  • #1

    さゆりん (木曜日, 24 7月 2014 14:57)

    ありがとう。まいちゃんの訳で、かれらの気持ちがすごく伝わってきて、なんだかほっこりしたよ~